So now, restart part3


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次に問題なのが、水換え作業だ

欧州諸国では水換えをなるべくしない飼育を前提として、アクアリウムの飼育レベル
が向上してきた背景がある

理由は簡単で、水道水が高価な上そのままでは余りにも硬度が高過ぎる硬水だからだ
水換えをしたくとも、出来にくい環境にある

一方、日本は水換えに適した軟水であり、かつ、水道水が安い
水換えに大変適した、ありがたい環境なのだ

 「水換えに勝る濾過は無い」

淡水でも海水でも通じる、おそらく、誰もが認めるアクアリウム界の格言であろう
水換えによる効果としては、よく以下のことが云われている

 ・消費された微量元素の補完
 ・老廃物の除去
 ・硝酸塩、リン酸、ケイ酸の除去
 ・過剰添加による成分の是正
 ・イオンバランスの調整
 ・バクテリア偏性の調整
 ・生体への活性化、等々

こう書くと水換えは、生体による微量元素の消費に対しての補完以外にも様々な
効果があり、引いては、コケの繁殖や病気の蔓延への防止にもつながり非常に
有益と考えられる

こんな有益な水換えであり、かつ、水換えをしやすい環境でありながら日本の
アクアリストは水換えに対しては消極的と思える

 理由は一つ
 作業が面倒くさいからだ

水換え作業をざっくり列挙すると以下になろうか

 ①RO水作成(溜め時間、温度調整含む)
 ②海水作成(給水用バケツ、拡散作業、塩分濃度調整含む)
 ③水換え前準備(排水用バケツ、汲み上げ用ポンプ等の道具)
 ④排水作業
 ⑤給水作業
 ⑥後片付け(給水用バケツ、排水用バケツ、汲み上げ用ポンプ等の道具)

上記の①~⑥の作業の中で、なるべく手作業の掛らない工夫が出来ているかどうかで
面倒かどうかは変わってくる
作業効率化という観点で、効果を見込めるポイントをまとめてみた

①②について、RO浄水器や貯水タンクの設置場所を確保できれば、毎回の
取りだし、片づけ作業が不要になり楽
また、ある程度時間を要し、他の作業と平行して実施できる作業

③⑥について、なるべく作業に適した容器や道具を水槽近くに配置すること
毎回の作業となると、準備や後片づけが楽に感じる

④について、ここが一番効率化が見込める箇所で、我が家では以下のとおり
壁に穴をあけ、排水用のパイプを通し、濾過層にあるメインポンプから本水槽への
ホースを二分岐させて、新しく分岐させたホースにコックを付け、その先を排水用
パイプへ接続させた
これで排水したいときに、コックを排水側へひねるだけで、濾過層にある水がメイン
ポンプから一気に排水パイプへと流れ、家の外の排水溝へと流れるようになった
排水が終われば、コックを元に戻すと今までどおり本水槽へと給水される
この方式の最大のメリットは、準備や後片付けが全く要らず、コックをひねるだけで
排水作業が完了するところにある

濾過層の水量範囲内での水換えであれば、メインポンプの電源をOFF/ONする
ことがない(電源をOFFする必要がなく、付けっぱなしでOK)
つまり、水換え作業終了時にメインポンプの電源入れ忘れを原理的に防止する
このメリットは大きい
メインポンプの電源入れ忘れで、大切なサンゴや魚を失ったアクアリストが何人いたことか

小さなことだが、頻繁に水換え作業を行うことを考えると、少しでも行わなければ
ならない作業を少なくした方が良い。
道具一つ取っても、出し入れの作業がほとんど無くなるくらい、水槽の近く、さらに
云うと作業を行う際の場所付近にいつも置いておくことができれば、それだけで楽

現在の我が家の水換えに要する時間は、①②のRO水作成、海水作成の時間を
除けば準備から後片付けまででも10分掛らない

この記事を書く約1ヶ月くらい前から水換えの頻度を上げていた
最初の2週間は金・土・日曜日の3日間連続で20~30リットル/日の水換え
(水槽総量は約270リットル)
これは、仕事のある日はさすがに出来ないと思って週3日の水換えにした

ところが2週目に入った頃、明らかに全てのサンゴの状態に変化が表れ始めた
ポリープが一段と出始め、白っぽい成長点があちこちで出現し始めた

明らかにサンゴに元気が出てきていることを実感できた
その変化が堪らなくうれしかった

その頃から週3日の水換えから毎日水換えに変えた
水換えすればするほど、サンゴがそれに応えてくれる
早く帰宅して、真っ先に水換えしたい、って思う毎日だ

毎日水換えができるのも、やはり作業自体の省力化が大きな要因と考える
あと気になるのは、毎日20~30リットル水換えなので、毎月の塩代が気になる
ところだが、水換えもできない日も若干考慮して、ざっくり月5000円ほどか
全てのサンゴが元気になってくれるなら、このコストは安いと思える

水換えの頻度を上げての飼育は、昔から知られていることで特に新しいものではない
しかし、今回トリトン社の水質検査サービスで自分が使用している人工海水の成分が
丸裸に分かってしまったことから、使用する人工海水の不足微粒元素を他の添加物で
補うことで、サンゴが必要とする微量元素すべてを揃えることができると、自分なり
に理解できたことがキッカケであった

ZEOvit飼育を始めて4ヶ月目での飼育方法の一部変更である
だが、低栄養塩環境を作るためのZEOの基本となる、ZEOvit、ZEOback、ZEO
start3、Sponge Power、活性炭、ZEOリアクターは継続して使用している
理由は、SPSとって低栄養塩環境はやはり重要であること、ZEOvit自体がそもそも
低栄養塩環境を構築するシステムの一つであること、低栄養塩環境を比較的簡単に
実現できることを実感していたこと、が挙げられる

水換えに有利な環境である日本式ZEOvit?に変更した飼育で現在に至っている
今のところ飼育している全てのSPSにおいてポリープがしっかり出て成長点が全体的
に出ているので、今後どう変化していくか楽しみにしながら毎日水換えをしている

(おわり)

今宵はこれまでにしとふございます
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So now, restart part2


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孫子曰く、
 「彼を知り、己を知れば、百戦殆うからず」

これをサンゴ飼育に当てはめると以下になろうか

 彼 = サンゴ
 己 = 飼育水槽

トリトン社の水質検査サービスを活用すると、数値としてハッキリと把握できる

 彼 → サンゴにとっての適正な水質。32種類の微量元素の「基準値」を記載
 己 → 飼育水の実測値測。32種類の微量元素の1リットル当たりの含有量を記載

敵の戦力を把握し、味方の戦力を把握できれば、百戦しても負けはしない
まさにトリトン社の水質検査サービスを活用すれば実現できることだ

 32種類の微量元素だけの管理で本当にサンゴを健康に飼育できるのか?
 他に洩れている要素はないのか?

こんな疑問も湧いたが、トリトン社の水質検査サービスを活用し、トリトンメソッド
を実践しているショップの水槽を何度も見たが、中に入っているサンゴがすべて日を
追うごとに綺麗になっていることを、自分の目で確認できた
結構な数の魚も見たが、見事にサンゴと魚が混泳できていた

大げさな云い方かもしれないが、サンゴ飼育の歴史における大きな発展と云っても
良いのではないか

飼育システムのロジックが明確で、筋が通っていて結果も出ている
もう云うことは無い

 じゃ早速、自分も実践あるのみ!
 ……………………
………………
…………
……うーん、もうちょっと冷静に考えてみようかなぁ……

最後の最後で煮え切らない、面倒くさい性格が出てくる……

確かに今後トリトン社の水質検査サービスを利用した飼育を忠実に実践すれば、
おそらく好結果が出る可能性が高い。喜ばしいことだ

で、定期的に水質検査サービスを利用し、不足分を補正していく飼育スタイルを
想像した時に……

 ・ドーシングポンプを使った不足分の添加だけで、他に飼育者がすることがなく、
  サンゴが順調に飼育できたとしたら……

 ・効率化が進んで人の手が掛からなくなると、新たなそれまで気にもしなかった
  些細なことに、人は気になるもので……

 ・32種類の微量元素の中でもほぼ0で問題なしと思っていたところが、異様に
  気になり出したり……

 ・それまで信じていた「基準値」を疑い出したり……

普通ならこれらの人の心の動きは、更なる向上心として称賛されるべきものだが、
飼育者が向き合うべきものはサンゴそのものであるはずが、いつの間にか
数値と向き合っていて、いつも数値と睨めっこばかりして、

 ・サンゴを飼っていることから、いつしかサンゴに飼わされている自分になって
  きたりして……

 ・癒されるはずが、自らを苦しめる方向へと……

 ・数値ばかり気にして、大好きだったはずのサンゴをいつしか見なくなって……

どんどん被害妄想が進んで、このままでは誰からも相手されなくなるので
この辺にしておくとして……。


 「自分が無理の無い範囲であれこれ世話して、その結果、サンゴが綺麗に
  成長して応えてくる。そんな日々を実感しながら飼育し続けていく」

これが自分の求める飼育スタイル
こんなスタイルでマリンアクアリウムを続けていきたいと思っている

だが、ZEOvit飼育においてそれを実践しようとしたが、何をやればサンゴの状態が
良くなるか分からないことだらけで、まともにサンゴの状態が良くなったのを
見たことがなかった

これではモチベーションが続かない
じゃ、どうする?
同じやり方を続けても、同じ結果しか生まれないぞ
少なくとも今とは違うやり方をしないと結果は変わってくれない

悩んでいる私にあるブログの記事が目に入った

アクアリストがトリトン社の水質検査サービスを利用して自身の飼育水を
調べること以外に、販売されている人工海水の成分を調べて、それを
公開してくれていた
その内容を読むと、私が使用している2種類の人工海水の成分もあった
人工海水に含有する微量元素が明確に数値化され、基準値に比べ多いか少ないか
明記されていた

これを読んだ時の私の頭に一つの考えが浮かんだ

天然海水に近い成分を持つ(水質検査済みの)人工海水を使って、頻繁に水換えを
続けていけば、天然海水に近い状態を保てるのではないか?(水換えにより補充
される成分量の方が、生体による消費量より多い飼育環境と仮定して)
これはサンゴにとって良いことだ

ただ現実問題として、天然海水に近い成分を持つ人工海水と云っても、
全ての成分を補完しているものはない
そこで使用している人工海水には無い成分を持つ別の人工海水も混ぜるか、
もしくは、足らない成分は添加剤で補って水換えを続けば、微量元素的には
天然海水に近づけていけるのではないか?

1)トリトン社が推奨する水換えを頻繁にせずとも、定期的に水質検査を行い、
  その結果で不足している成分だけ添加する飼育スタイル(他に海藻を用いる
  等の飼育条件はあるが、今回は省略)

2)頻繁に水換えを行い、使用している人工海水の成分に近い状態で日々飼育し、
  その人工海水で元々不足している成分だけを添加する飼育スタイル

1)も2)もサンゴを健康に育てるという目的は変わらない。アプローチが違うだけ

2)は1)ほど定期的に水質検査をしなくて良くて、数値との睨めっこが
少なくて済む。自分の経験では水換え後のサンゴの状態は、見ているこちらが
気持ち良くなるくらい元気になるし、そんなサンゴの姿を日々水換え後に見ること
のできるスタイルの方が自分には合っている気がした

じゃ、頻繁な水換えスタイルにするとして…………毎日? しんどくない!?

(つづく)

今宵はこれまでにしとふございます

So now, restart part1


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ZEOvit飼育を始めて5ヶ月が経った
専用水槽の立ち上げ、マニュアルどおりの飼育を実施してきたが、
その間にZEOリアクターのポンプの水量の調整ミスから一気に色落ちしたり、
逆に今後は水量を絞り過ぎてコケが生えたりして、数個体のミドリイシを
白化させてしまった

このトラブル以外は基本的にはマニュアルに従った飼育をしてきたつもり
白化したサンゴ以外は、いつ見ても同じような状態で、外見上、特に変化は
見られなかった
というより、飼育者である私には変化が分からなかった、といった方が正しかった

マニュアルには、添加物の使用方法を「毎日100リットルに対して1ml添加」
といった記述はあるが、「試薬で定期的に水質を測り適正な範囲にあるかを確認し、
最終的にはサンゴの状態を見て添加量を自分自身で見つけてください」といった旨の
記述でまとめている

「最終的にはサンゴの状態を見て添加量を自分自身で見つけてください」ってのが、
素人の私には実践しても良く分からなかった

試薬で水質を測ってみても、あくまでホビー試薬なのでザックリだし、サンゴの
調子がいまいちなので、じゃ、どの添加物を少なくする/多くする?ってのが
ノーアイデアだし….。
添加物を減らしたり、間隔を空けたりしてサンゴの状態を観察したが、改善は見られなかった

サンゴの様子が変わらない、って状態は決して良くないと思える
生き物だったらよほど年寄りでない限り、数ヶ月も経ったら何らかの成長なり変化
なりするはず。それが無いってのは、現在の環境に不満があるものの、ジッと我慢
して耐えている、と考える方が自然だろう

そんな毎日を過ごしている時に、トリトン社による水質検査サービスの存在を知った
既に一部のショップやアクアリストの中には、検査結果を公開していた

 「これはスゴイ!飼育水の中味を丸裸にし、不足している成分だけ添加し補う。
  なんて理に叶った効率的なシステムなんだ!」

それまでは、なんだか中味が分からない添加物を、マニュアルの記載のまま添加し、
「サンゴに変化が無い。良いか悪いかも分からない」と嘆いていた
そんなことが馬鹿らしく思えてきた
相手のことも知らない、自分のことすら分かっていない、そんな状態で物事が
うまくいくはずがない

だが、今後はトリトン社の水質検査サービスを活用することで、それまで未知で
あった飼育水の中味すべてを飼育者が知ることができる
状況を一気に打開できそうな気がしてきた

じゃ早速、トリトン社の水質検査サービスを利用し自分の飼育水から調べようかと
思ったが、へそ曲がりな私はそうはしなかった

(つづく)

今宵はこれまでにしとふございます

Now completely at sea

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ZEOvit飼育を始めて2ヶ月が経った
専用水槽の立ち上げ、マニュアルとおりの飼育を実施
この間、8個体のミドリイシとブリードを少々追加
コケ取り要員として貝・カニを少々追加
魚はまだ追加せず

そんな中、変化のあったハイマツがこれ

【導入時(2ヶ月前)】
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【現在】
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単なる色抜け?
これをパステル化と云って良いのか?
これから色揚げすべくXtraやXtra specialを添加しているが特に目立った変化なし

変化の無いのは、サンゴがジッと我慢してこれから良くなるのか、はたまた
これから悪くなるのか、単なる変化に影響を与えない状態なのか?

ミドリイシをまともに飼育した経験のない者にとって、目の前にある変化が
経験がないので良いものか悪いものかの判断が着かない
これからの対策も立てられない

これが勝負事だったら、完全に負けてしまうだろう
今の自分にある唯一の頼りはマニュアルのみ
これからもマニュアルに従った飼育を続けていくが、先が見えない……

なんだか修行僧みたいだ


今宵はこれまでにしとふございます


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